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AIN'T NOTHIN' LIKE ME / joe

ジョー熱に浮かされて、聴いてみれば、相変わらずのジョー。

Ain't Nothin' Like MeAin't Nothin' Like Me
(2007/04/23)
Joe

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近頃、ジョーの歌声がしんしんと響くので、
また、あらたにアルバムを手にしてしまいました。

これは現時点でのジョーの最新アルバムです。
ジャケットのジョーの表情がちっとばかりむずがゆいのです。
ひどい言い方をすれば、間違ってしまったかわいさがあるような気がしてました。
この妙な居心地の悪さが、このアルバムを僕から遠ざけていました。
「聴きたいんだけどなー、この顔だし、まぁ、今回はパスで」ってな風に。

でも、ひょんなことから「All that I am」を聴いてから
「やっぱり、ジョーの歌、いいなー」と思い、
立て続けに聴いちゃいました。
その勢いで、ジャケの未納得感もなんのその、ニューアルバムを聴きました。

ミドルからスロウのバラードはやっぱり、絶品ですね。
録音の関係なのか、ちょっと声が薄くなったような気がしますが、
追いやすいメロディーラインなのに、ジョー節で耽美的です。

個人的な好みでいえば、ラッパーをフューチャーした曲は
どうも馴染めないです。
Nasの1曲目と、Papooseの4曲目が割りと苦手です(笑
単純にラップが、って話なんですけどね。
僕の中ではラップとバラードってちょっと一緒にしたくないんですよね。
酢豚とパイナップル的な(笑
他にも3曲くらいラッパーがフューチャーされています。

しかし、なんと言っても僕にとってのジョーの魅力は
歌できかせるジョーなのです。

2曲目の「If I Was Your Man」の”ナナナナナー♪”という歌いだしが
実にジョーっぽい優しさを含んだハスキーさでステキですね。

8曲目「It's Me」も淡々としたサビの上をフェイクするジョーがかっこいい。
10曲目「Feel For You」はアカペラにしたら、カッコいいかもなー、などと。

そして、ハイライトは
12曲目「Love Is Just A Game」
13曲目「You Should Know Me」
14曲目「Life Of The Party」
でしょうか。

12曲目の「Love Is Just A Game」はなんでいいか?っていうと、
Boyz 2 Menの「I Do」がサンプリングされているから(笑
イントロからもう、聴きなれた「ウーウーウーウー イェーイェーイェ」というI Doの歌いだし。
Boyz 2 Menファンの僕としては「おおっ」ってココロつかまれました(笑

そして、13曲目。
ジョーには珍しい吼えっぷり。
声がかすれるくらい熱いフェイクを聴かせてくれます。
スムースな歌い方が板についているだけに、
血管が浮き出そうな感じが逆に新しいです。

激しさを出した後の14曲目。
一転して、なんというかピースフルな曲調のバラード。
ああ、やっぱりこういう曲が似合うよね、ジョーの声は。
Aメロの歌い方なんて、極上の力の抜け具合。
飄々として、実にいなせです。
叫ばない歌のかっこよさが、ここにはあると思います。
これを最後にもってくるあたり、にくいですね。

この最後の流れは是非通しで聴いてもらいたいなー、とおもいます。

ジョーには90年代R&Bの香りをそのままもっていって
この先も歌い続けてほしいなー、と思います。
勝手な期待なんですけどね。
ラップとかジャズとかそういう方向にいくのでなく、
あくまでスロウのR&Bで粋な舞を見せて欲しいなー、と。

以前、ジョーの歌声には甘さじゃなくて、優しさがある、って書きました。
今、改めて聴いてみると、優しさってだけじゃない気もしてきました。
なんというか、そこには「フラストレーション」みたいなものも含まれているような。
もう少しポジティブナ言葉でいうと「憧憬」のような。
ある到達点を目指しているんだけど、そこにはたどり着けない感じ。
でも、その達成しきらない、途上の中にある絶妙なバランス、
躍動する瑞々しさがあるんじゃなかろうか。

熱さを目指すのではなく、
ロマンを目指すのではなく、
ナルシズムを目指すのではなく、
美しさを目指すのではなく、
どこか「違う」感じがします。

実は、「少し足りない」ことが返ってジョーの魅力なのかもしれませんね。

やっぱり、バラード歌わせたら、この人スゴイでっせ。


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プロフィール

愉快って良い言葉ですね。 笑うって素敵なことですね。

Author:えにお
■20代後半
■会社員(サービス部門)
■音楽歌う:アカペラ
■音楽聴く:
【Funk】Earth, Wind&Fire/Kool&The Gang/P-Funk/James Brown/Tower of Power/Sly & The Family Stone
【Soul】Stevie Wonder/Donny Hathaway
【R&B】Boyz 2 Men/Babyface/Brian McKnight/Frank McComb/BeBe Winans
【Jazz】Herbie Hancock/Miles Davis/Take6/Marcus Miller/Will Boulware/上原ひろみ/Eva Cassidy
【JazzFunk】Incognito/Brand New Heavies/Jamiroqui
【Rock・Pops】Seal/Maroon5/Prince/Red Hot Chili Peppers
【Classic】Beethoven交響曲3・5・9番

音楽はその他もろもろ。
グルーヴがあって、生演奏っぽいものが好きです。
ライブ盤が好きです。

■本読む:村上春樹(ほぼ全作品)
     宮城谷昌光(ほぼ全作品)
     吉川英治(三国志)
     ドストエフスキー
      (カラマーゾフの兄弟)
     夏目漱石(文鳥)
     齋藤孝
     (おもに読書・日本語論のビジネス書)
     D・カーネギー
     谷崎潤一郎(陰翳礼讃)
     など。こちらももろもろ。

当面の目標:ダンテの「神曲」
2008年の課題本
●モンテ・クリスト伯

■笑い:ダウンタウン/島田伸介

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